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Out of the Darkness Part II
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Out of the Darkness Part II
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解説 - Out of the Darkness Part II
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1. 失恋船長 ★★★ (2025-10-08 19:32:34)

まぁ感動的なアルバムでしたね。ノスタルジックではありますが、それは俺たちはこれしかできないんだという気概に満ち溢れていました。その時代錯誤なサウンドを最大限の熱量を込めてプレイする。そこには嘘偽りが一切ない。いやーホロリとされられましたね。なんてことない曲なんですけど並び的にUnderneath the Velvet Skyが流れてきた時にグッときました。

Virgin Steeleのギタリストしてシーンに名を知らしめた主役であるジャック・スター。けして順風満帆とは言えないバンド活動、多くのプロジェクトを動かしながらも、もがき続けたミュージシャン人生。それが今作には詰め込まれています。

最近活躍が目に付く、現AlcatrazzのシンガーでありWarlord、Dragonsclawのジャイルズ・レイブリー。彼の関係なのかゲストにはマーク・ゾンダーとジミー・ウォルドーが参加。バンドはジャックを主体にドラムは、あのライノが参加。相棒のギタリストはエリック・ジュリスという布陣。

その鉄壁の構成は正統派メタルここにありという剛毅なスタイルを踏襲。アメリカンメタルらしいバキバキのムキムキなストロングサウンド、そこに柔軟な印象を与えるメロディを導入。これぞ正に正統派という音楽を形成することに成功した。バキバキと唸るベースと堅実なドラムプレイはバンドサウンドをバックアップ。濃密かつヒロイズム溢れるジャック・スターワールドの根幹を成しています。

いやー感動した。こういうサウンドを今の時代にド真ん中で鳴らす気概。けしてテクニシャンというわけではないジャック・スター。しかし、彼が信じるスタイルには人々を引き付ける魅力がある。80年代の雰囲気をなぞるだけではない超ド本気メタルの力強さ、その質実剛健としたサウンドには、ジャック・スターと中心に魔法を振りかけた。

硬質なリフと華麗なリードプレイ、二人のギタリストが互いのアイデアをぶつけ合い昇華したかのような完成度の高さ、力強いメタルアンセムに感情の起伏を盛り込み、壮大なメタルサウンドの構築に尽力している。歌い手も、今まで参加した、どのバンドよりも多彩な表現力を用いて対応した。そのあたりも今作の飛躍的な完成度に貢献している。

このアルバムはバート2となっている。初代はレット・フォリスターがいた作品だ。それだけに感慨深いものがある。それだけに、このジャケットはマイナスなのだが、出している音はホンマモンなので、興味のある方は是非ともサブスクでお探しください。それで気に入れば手元に置くのも一興でしょう。最初から最後のボーナストラックまでブレなかった世界観。その濃密なアメリカンマイナーサウンドの凄みに感動しましたね。

埋もれさせてはいけないジャンルですよ。よくぞやりました。やや強引で癖のあるジャックでしたが、よき相棒とストレスのないリードプレイで魅了しています。やりましたね。ここに来て代表作となるアルバムをシーンに叩きつけてきましたよ。



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